プログラマーは新しいプログラミング言語を習得したり、異なる開発環境を扱えるようになったりすることで比較的簡単にスキルアップができます。
IoTのようにハードウェアとの連携をするスキルになると、組み込み系エンジニアとしてのスキルを習得する必要があり、ややスキルアップに苦労があるのは確かです。しかし、独学でも学んでスキルアップできる部分が多く、それ自体で大きな苦労をすることはあまりないでしょう。
しかし、スキルアップの効果を人に証明することが困難な点では大きな苦労があります。
新しいプログラミング言語を使えるようになったと主張しても、どの程度のレベルで使えるのかを客観的に示すのは容易ではありません。検定試験がある場合には、受験して合格するとある程度の指標にはできます。しかし、それで本当に実務に使えるレベルの能力があるのかは疑問視されることも多いのが実情です。
そのため、スキルの有無を示すためには、プログラマーは実績を作らなければなりません。実績としてアピールできるようにするには仕事に勤しむ必要があり、人に胸を張って示せるような大きなプロジェクトに参入させてもらえる機会を手に入れなければならないでしょう。その機会を獲得し、確実に成果につなげられるように広くスキルアップを行っていくことが肝心です。
このように、相応の努力が求められるのはプログラマーにとって苦労になりやすい部分なので、計画的にスキルアップする必要があります。